BioLever fast

< モデル名 / Chip数 / 背面反射コート材 / 探針 >

BL-AC10FS-A2 / 12 chips / 金 / カーボンナノファイバー探針あり
BL-AC10DS-A2 / 12 chips / 金 / カーボンナノファイバー探針なし

BioLever fast

BioLever fast

BioLever fast

2フレーム/秒

5秒後

10秒後

ビデオクリップ:プラスミドDNAの形態変化 (液中, マイカ基板上)

液体中で活性を示す生体分子試料のナノメータ領域の動的振る舞いを動画観察したいという生物学の基本的な強いニーズ。ナノメータオーダの解像度をもつ走査型プローブ顕微鏡にとって最大の課題は、走査速度の飛躍的な向上でした。測定対象は液体中で試料基板に軽く固定されている柔らかい生体分子です。その高速走査を可能にするには、十分にしなやかであり、しかもその共振周波数を液体中で高く保った応答の良いカンチレバーが必要でした。この為に、これまでのカンチレバーより大幅に形状を小さくしたカンチレバーが作製されました。

特長

  • 1. 液体中高速走査を可能にする高い共振周波数を示す極小カンチレバー
  • 2. 高解像度観察の為のカーボンナノファイバー探針付きカンチレバー(BL-AC10FS-A2)

特長の詳細

1. 液体中の高速走査

9 × 2 µmと極めて小さなカンチレバーは大気中で1.5 MHz、液体中でおよそ400 kHz の共振周波数を示します。しかも、そのバネ定数は0.1 N/mと小さく、柔らかい生体分子試料の測定に適しています。
その共振周波数は'BioLever mini',つまりBL-AC40TS-C2より10倍高く、100 × 100画素の動画を1フレーム/秒あるいはそれより高速で取り込むことを可能にする値です。
しかもそのバネ定数は'BioLever mini'とほぼ同じであり、走査中、探針は生体試料表面に優しく接触し、つぶすことがありません。

液中のマイカ基板上で脂質二重膜が広がって行く様子を観察。(2秒/フレーム)

液中のマイカ基板上で脂質二重膜が広がって行く様子を観察

2秒後

4秒後

6秒後

2. 高解像度観察(BL-AC10FS-A2)

CNF probe

バーズビーク形カンチレバーの自由端にある板状三角形突起の先端に成長させたカーボンナノファイバーが探針として機能します。およそ先端曲率10nm、長さ0.1µmのカーボンナノファイバー探針はAFM高画質観察が期待できます。

DNA二重螺旋構造の高解像度観察

DNA二重螺旋構造の高解像度観察

DNA二重螺旋構造の高解像度観察

従来のBL-AC10DS-A2(CNF探針なし品)もこれまで通り、お求め頂けます。そのまま、観察にお使い頂く他、EBD(Electron Beam Deposition)で探針を形成する場合の元部材として、お使い頂いております。

probe

CNF探針の無いBL-AC10DS-A2ではバーズビーク形カンチレバーの自由端にある板状三角形突起が探針として機能します。この三角形の突起は、窒化シリコン製で、高さ0.8 µm、先端曲率半径24 nm(公称値)です。

高速AFM装置でDNAなどの生体試料を動画観察する際は、比較的大きな先端曲率の探針を使うことで、探針が試料に引っかかった時に発生する画像中の線ノイズが少なくなります。高解像度の観察より、試料の動きに注目した観察をされる場合にご検討ください。

note

probe

高速AFM装置での高解像度観察には、EBD(Electron Beam Deposition)により成長させた探針も使用されています。電子ビームの照射を制御することにより、ご希望の長さ、ご希望の方向に成長したEBD探針が形成できます。BL-AC10FS-A2の長さ0.1µmのCNF探針では長さが足りない比較的大きなサンプルの観察にはBL-AC10DS-A2にEBD探針を成長して使用します。

レバー、チップの基本寸法

レバーの基本寸法

  BL-AC10FS-A2 / BL-AC1DS-A2
L (µm) 9
W (µm) 2
t (µm) 0.13

チップの基本寸法

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